おねむなおはなし

日々の気付きとトキメキ

今週のお題「キャンプ」

 

こんにちは。今週のお題は「キャンプ」だそうです。キャンプにあまり縁のないわたしですが、それでも学校行事として一度参加したことがあります。サバイバルする力みたいなものが米粒くらいしかないタイプのお子様だったので、同じ班の方々にたくさん助けて貰いながら過ごした思い出があります。

 

テントを建てる時は、ぐんぐん働く班の方々のアシスタントをしていました。しかしまぁアシスタントと言っても、体力無さ過ぎて大体の時間ぼんやりしていたようなものでした。

飯盒炊飯では、野菜くらいは切った覚えがあります。しかし外で調理し、外で食べるという一連の流れに若干の抵抗がありました。なんとなく調理器具や食器なども触りたくなかったような記憶があります。なので周りに合わせて動く努力はしましたが、みんなで作ったカレーは、ほんの少しだけ食べてお腹いっぱいだと嘘をつき、後はニコニコ笑って誤魔化しました。

 

そんなもやしっ子なわたしではありますが、そのキャンプで最もアツくなった瞬間があるのです。それは、班の子のうちの一人とわたしの二人で、なんとなくプラプラと歩いている時でした。わたしが栗を見つけたのです。わたしは嬉しくて足元に落ちている栗を何個か拾い上げ、その子にも分けてあげました。するとその子はすかさず前髪を留めていたピンを外し、器用に栗の皮を剥いてくれたのです。それはそれは鮮やかな手つきでした。わたしはその子の咄嗟にピンを外す心意気と、器用な手先に胸打たれました。かっこいいと思いました。わたしがあまりに感動する為、その子は照れていました。剥いてくれた栗を、二人で食べました。生の栗は渋くてカリコリする癖になる味がしました。

 

その後も、その子はさりげなくもやしっ子のわたしをサポートしてくれました。おかげで無事森から帰還出来ましたし、楽しいと思える瞬間もたくさん経験できました。キャンプから帰ってきてからは、より一層その子とも仲良くなることが出来ました。だからと言って、その後わたしはキャンプにハマったり自然の中でたくましい成長をしたわけでもありません。ただ、わたしの人生において、たった一度だけ経験したキャンプのハイライトが、その子の見事な栗捌きだったという話です。

 

 

 

 

では、今日はここまで。

ありがとうございました。

 

 

 

 

 

追伸:ハイライトと言えば、仮面ライダーギーツが始まった。カッコよくてひと目でハマってしまった。これから日曜日が毎週楽しみだ。ぐっどばい。