おねむなおはなし

日々の気付きとトキメキ

「法王」について

 

 

タロットの話をします。

今日は「法王」のカードについて学びましたので、忘れないようにここに書き残しておきたいと思います。

 

 

「法王」は「皇帝」という過程を経て、精神と宗教の世界での頂点に君臨しました。大きな冠、立派なローブ、手に持つ杖のような道具がそれを表しています。外の世界に注意を向けていた「皇帝」から、その注意の方向は「法王」において内の世界に向けられたということだと思います。

また、彼に教えを求める者達が彼の足元の辺りに描かれていますが、これらが我々なのではないかと思います。片方は百合の模様が入った衣装を着ています。これは精神の理想を守り通してここまで辿り着いたということを表していると言われています。そしてもう一方の人は薔薇の模様が入った衣装を着ています。これは教えや導きを強く求めていることを表していますと言われています。

イメージとしては、神と人間を繋ぐ存在、仲立人というような人だと思います。

 

 

 

◆正位置

問題への保守的なアプローチ

 

◆逆位置

普通ではない、常識を外れたアプローチ

 

 

 

「法王」のカードは、伝統的で決まりきったやり方などを示すカードなので、このカードが出てきた時には世間に受け入れられやすい慣例的な道を選ぶといいよと言われていると覚えておくと良いかもしれません。例えば就職なら安定した大企業、学校なら校則が厳しい伝統校、みたいな選択が今のあなたには合っていますよということです。

反対に、このカードが逆位置で出た場合には突飛な選択が適していますよというメッセージです。例えば、就職なら特殊な仕事や安定思考な人が選ばないような道、学校なら斬新なカリキュラムがあるような新しい学校、みたいな選択が今のあなたには合っていますよということです。

 

 

タロットは教えてくれます。「法王」のカードはまさに教えてくれるカードって感じだなと思います。具体的です。良い内容でも悪い内容でも、それは今という時点から見た自分を取り巻く状況の可能性でしかないとわたしは思います。教え、導いてくれる内容を参考にして自分でどうするか考え、決めていくことが何より大切です。タロットだけでなく、人や物との関わりでも、依存ではなくお互いが自立し、対等に肩を並べ合うような付き合い方が、心地よく自分らしく暮らしていくコツではないかと思います。感じたり、考えたりする癖をつけることがその一歩になる。そんなことを思った「法王」のカードでした。

 

 

では、今日はここまで。

ありがとうございました。

 

 

 

追伸:寒くなればなるほど日光浴の大切さが身に染みる。手首や足首、お腹や腰などを冷やさないように心掛け、朝には散歩がてら10分から15分の日光浴をできる範囲で日課にすれば、理由なき不安や不快感、寂しさや怒りから少しは楽になれる。そして美味しいものを食べてよく笑えば尚更に。自分には日々に極楽浄土を生み出せる力があるのだということを忘れてはいけないよ。ぐっどばい。