タロットの話をします。
「皇帝」のカードについて学びましたので忘れないように書き記していきたいと思います。
「皇帝」のカードは、現実や物質世界での目標や計画を現すカードだと言われています。カードの配色の主役は赤色で、エネルギッシュで情熱的、野心を秘めた勇ましい姿をより大きく強く演出しているように感じます。これは「魔術師」のカードが成長した姿であると言われているそうですが、「魔術師」のカードを経て、この「皇帝」のカードで目標や計画が成就したと捉えることができるように思います。また、背景の山々は崩されることのない安定性と今が最高潮である状況を表しているといえます。
◆正位置
計画の現実化
◆逆位置
具体化しない計画
このカードは、権威のある人や父親、父親の役割を果たしている存在、支配し、最終的な決定権のある人を表すカードでもあります。だからこのカードに描かれた「皇帝」は、努力して自分が成し遂げてきたことに誇りを持った支配者なのです。なのでこのカードが逆位置で出ると、物事が空振りになることや無能力、幼稚さ、依存性の傾向などを表すと言われています。
なんだか書いていると、どこかの誰かの性格や人柄について書いているような気がしてきて複雑な気持ちになるのですが、でもそれがこのカードの面白いところだと思うんですよね。どこかの誰かだと思うってことはやはりどこかでこんな人に出会ったことがあったり、何かのきっかけで自分の中にこういうイメージを見つけたりしているということだと思うので。タロットは最近出来たものではなく、遥か昔に作られたものですから、その中に込められた意味やイメージ、シンボリックなものが現代でも通用し、身近であるというのは非常に興味深いことだと思います。あなたの思う「皇帝」のカードっぽい人やシチュエーションはどんなものでしょう？関連付けて覚えるとたくさんあるカードの意味を自然に身に付けていくことができるかもしれませんね。
では、今日はここまで。
ありがとうございました。
追伸:静かな部屋でクラシック聴きながら縫い物をする昼下がりは優雅且つさっき食った昼飯の食い過ぎで胃もたれダッセェ生活感のアンバランス愛しき己の全てにYES。ぐっどばい。
