タロットの話をしていきましょう。
今日は「女帝」のカードについて学びましたので、忘れないように書き残しておこうと思います。
「女帝」のカードをひと言で表すのならば、それは「愛」だとわたしは思います。彼女は妊娠した姿でカードに描かれており、これからの成長や計画などをその身に宿しています。彼女にとって生きることが、愛し愛されることで喜びを見いだすことであることが、そのカードを眺めるだけで伝わってきます。
「女帝」のカードは、成長・創造・魅力を人格化したものだそうです。わたしは「女帝」のカードを、愛という枯れることのない永久の泉から力をもらい、優しく強く生きることで人生を豊かに生きる人をイメージすることで覚えました。ジェンダーやフェミニズムなどなど、難しい問題が山のようにある現代社会を生きている状況で、これは軽々しい発言なのかもしれませんが、わたしはこのカードから、女性が天性で持つ強さや優しさを感じています。それは妊娠している女性の美しさや、子を持つ母の逞しさでもあり、女性が自立し一人の人間として社会で成功していく姿でもあると思っているのですが、そのどちらにも共通しているテーマがやはり「愛」だと感じています。「愛」による力で成長し、前に向かって突き進む、全ての女性の魅力や創造性を表していて、煌めきと心強さを感じさせる素敵なカードだと思います。
◆正位置
成長、愛を与え合う力
◆逆位置
成長がなく、感情を無理に抑えられること
わたしはタロットカードの絵柄が好きなので、眺めながらもしかしたらこんな意味かな?この人はどんな人だろう?どんな風に生きて何をしてきたかな?この色すごく気になるけどどうしてかしら?と考えるのが好きです。
タロットカードにはそれぞれ意味がありますよね。だからその意味を覚えて占いをするわけですけど、わたしは占いがしたいからタロットカードを学んでいるというよりは、タロットカードのシンボリズムや、タロットカードを通して働く自分の頭や心の動きが面白くてやっているところがあります。占いはおまけみたいなものです。
わたしの場合、もし占うことのためだけにタロットカードの内容を全て暗記しろと言われてもまず覚えきることなく興味を失ってしまうと思います。でもタロットカードの美しさを鑑賞しつつ、その一枚一枚の意味などを自分なりに考え、ゆっくり楽しみながら学ぶことなら多分いつまででもやっていけるでしょう。なのでわたしにとっての愛による成長や成功は後者のやり方なのだと思って今のところはのんびりやっている次第です。みなさんにとっての愛ある方向とはどんなものでしょうか。「女帝」のカードのように豊かな気持ちで前向きに、その方向に向かって進んでいきたいものですね。
では、今日はここまで。
ありがとうございました。
追伸:早朝、「サンクスペテルブルク!」と言われたのだと思い、「サンクスペテルブルク……?サンクトペテルブルクとサンクス!を組み合わせた駄洒落……?こんな朝早くに……?こんな朝早くに言う駄洒落ではないだろうそれは……」と思いつつも、何か返さなくちゃと思い、恐る恐る「サ、サンクスペテルブルグ……」って返したら、「Thanks a lot!って言ったのにサンクスペテルブルグって何~~!駄洒落?!ハッハッハ!!」って感じでめっちゃ爆笑されたんだけど、結果として「サンクスペテルブルグ」は良い駄洒落だったってことでいいよな。ぐっどばい。