おねむなおはなし

日々の気付きとトキメキ

「葵乃庄」/とち餅

 

 

わたしは縄文時代が大好きなもんだから岡本太郎も好きです。はい、みなさんご機嫌よう、わたしです。突然なんですか?って感じの始まりかた、嫌いじゃない。というわけで、今日はお菓子の話をする。それでなんで縄文時代?と思うあなたに伝えたい。

 

今日のお菓子は「とち餅」だ。

 

はい、ドン。

 


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こちらは栃木県日光市の「葵乃庄」さんのロングセラー商品の「とち餅」です。有名な鬼怒川温泉に本社があるお菓子屋さんです。

 


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小さくてピンク色の素敵な包み紙が愛らしいです。個包装は愛。

 


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それなのに開けてすぐにこの警告文である。果たしてわたしはこのとち餅(6個入)を全て2日以内に食べることができるだろうか。ここにきて手に汗握る展開。ピンク色の包み紙でキャっキャしていた頃が懐かしくて仕方がない。

 


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開けた。

 

小さな箱に小さなとち餅が3つモッチリとおさまっているの尊い。早く食べたくて写真はいつだってやっつけ仕事である。ちなみに東京事変のやっつけ仕事という曲は一度聴くと不意に頭に流れて止まらなくなるから皆さんも積極的に脳内でやっつけ仕事を爆音で流してわたしと同じ目に遭いましょう。

 

そんで、こう。


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黒蜜をかけて頂きます。

とち餅にまぶされたきな粉と黒蜜の相性の良さに、とち餅のもちもちふんわりな歯触りがとても良く合います。餅に練り込まれた木の実の風味も感じられ、素朴で温かみのある味わいです。美味しすぎて一気に食べてしまいました。数分前には「2日以内に食べなくてはいけないだと……!?」なんてハラハラしたりもしましたけど、め~~っちゃ楽勝でした!むしろあと6個くらいいけそう!ハハッ!まじ杞憂!

 

ちなみに、とち餅に使用されているとちの実という木の実の食用の歴史は古く、なんと縄文時代の遺跡などから発掘されていたりします。しかしそんなとちの実ですが、どんぐりなんか目じゃないくらいに下ごしらえの手間がいる木の実であり、灰汁を抜くだけでも高度な技術が必要です。それにも関わらず、食用食物として大変重視されてきた歴史があり、勝手にトチノキを伐採することを禁じる掟がある藩があったり、とちの実の加工工場だったのではないかと言われている遺跡が出土したりしているそうですから、とちの実は遥か昔から今現在のわたしに至るまでひたすら引っ張りだこな木の実だったわけですね。

冒頭に出てきた縄文時代、これはとちの実の歴史のことでありました。縄文時代ってなんか最近注目されてますよね。わたしは初めて歴史を習ってからずっと、縄文時代というものに対してなんとも言えない興味関心がありまして、なんとなくふんわり縄文時代が好きな人間の人生を歩んでいます。東京にある岡本太郎記念館的スポットに足を運んでみたり、遺跡を見に青森に行ったりした話など、いつかふんわりとした縄文の話などができたらと思います。

 

 

 

では、今日はここまで。

ありがとうございました。

 

 

 

追伸:なんとなくモヤモヤとして眠れない夜はあてなくドライブをするのがお決まりなのですが、先日近くの畑を通ったら、キツネらしき生物が目をオレンジ色に光らせてぴょんぴょん跳ねておられました。スラリとした体と跳躍力。何らかの呪術が使えてもおかしくはない佇まい。キツネ、いいね。達者で暮らしていて欲しい。ぐっどばい。